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Tai-Zone
quote 流出の場所が分かっていて、流出している液体の成分も分かっていて、流出のペースも一定(間欠泉のような爆発的なものではない)、しかも流出口はパイプ の断面という条件で、どうして「フタ」ができないのか? 世界中の多くの人間が「?」と思っているにも関わらず、では、どうして「フタ」ができないので しょう? それは次の2つの理由があるからです。

1)原油は比重が軽い。そのために、フタをしても、その下に原油が貯まると浮き上がって しまいフタが外れる。小さなフタでは軽くて浮きやすいし、大きなフタであれば中に原油が貯まれば大きな浮力が起きてダメ。だからといって、比重の重い特別 な金属でフタを作るとなると、作るのが困難であると同時に有毒物質が出てダメ。
2)物凄い圧力で噴出しているので、セメント的なものを流し込んで も固まる前に吹き飛ばされてしまう。

 どうしてこんなことになったのかというと、それは全て深度のせいです。今回の事故では、海底が海面 下1500メートルという深海で、その海底の底を更に3000メートル掘っているのです。そのために、原油の存在位置に加わる地中の圧力は非常に高くなる わけで、他の例えば大陸棚の海底油田などとは比較にならない猛烈な圧力(1000気圧近く)で噴出しているのです。また噴出箇所である1550メートルの 深海では作業は困難を窮めるという問題があるわけです。

 現時点では、この辺りの事情に関して十分な情報公開はされていないように思いま す。問題は「噴出を止めるメカニズムを説明すれば説明するほど、そうした事故を防止するための措置にはどんなものがあるかが世論に理解されてしまう」わけ であり、その結果として「今回はどの程度、安全基準が無視されていたのか?」という責任問題も明確になって行くからのように思います。この間の記者会見に しても、議会公聴会に関しても、BPとしては「刑事罰を避けるために必要最小限のことしか言わない」という姿勢が見え隠れしており、その結果として事故原 因にしても、漏出停止の策にしても100%の情報が出回らないようです。
POSTED Jul 04 2010 @ 8:09
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